クソビビリの私が『近畿地方のある場所について』を読んだ感想⚠︎ネタバレ注意⚠︎

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お久しぶりです。めたくZhangです。

今回は、ビビリの私が『近畿地方のある場所について』を読んだ感想を綴っていきます。

「ビビリなら怖い本読むな!」と思いますか?まあ、その通りなんですが、私はいわゆる「怖い話好きのビビリ」なんです。人一倍ビビリで怖がりなのにホラーが大好きなんです。小さい頃から怪奇系・オカルト系ホラーが好きで、初対面の女の子を追いかけて「ねえ、怖い話して!」と話しかけたこともあります。…今思えば、知らない子供から笑顔で追いかけられ、怪談をねだられる…それ自体がホラーですよね笑。

そんな私が初めて見たホラー映画は、貞子でお馴染みの『リング』でした。社会現象を巻き起こし、その恐怖は今でも衰えないジャパニーズホラーの金字塔。初めてのホラーにしてはあまりにも刺激が強く、その日からしばらく一人でトイレに行けませんでした。今回読んだ『近畿地方のある場所について』も『リング』と同じ、Jホラー特有のじわじわと這い寄るような恐怖が特徴です。もちろん私は、読み終えてから三日間ほど一人でトイレに行けませんでした。

話が逸れましたが、この本の内容は

「すべて現実に起きた事件という設定で構成されている」「各々は断片的な情報でしかないが、読み進めるうちにおぼろげながら、共通するストーリーや背景が浮かび上がってくる」という「モキュメンタリー(フィクションを事実のように伝える手法)」で構成されています。

「怖すぎる」とネットを席巻したホラー小説『近畿地方のある場所について』はどのように生まれたか 作者インタビューで裏側を聞く(1/6 ページ) - ねとらぼ

つまり、この本に出てくる事件や呪いは現実のものではありません!ヨカッター!!!知っていても怖いものは怖いですけどね。。

感想

恐怖は、この本を見つけた時から始まっていました。帯に書いてある「見つけてくださってありがとうございます。」という一文。本の帯というのはほとんどの場合、キャッチコピーや宣伝文句が書いてあるものですが、この帯には本当にこの一文しかありませんでした。興味を煽るという意味では合っているのかもしれません。ただ、それ以上に違和感を覚えた私は、内容を読み進めるにつれその言葉の意味に恐怖することになるのでした。

前述したように、この本はモキュメンタリーで構成されており、掲載されている小話は全て、月刊誌からの記事の切り抜きやインタビューのテープ起こし、ネットからの収集情報など、あたかも現実で起きていることのように感じさせてくれる内容になっています。どの話も気味が悪く、興味をそそられるので楽しく読み進めていったのですが、その中で再びあの一文を目にすることになりました。そう、「見つけてくださってありがとうございます。」です。

…すでにお察しの方もいらっしゃると思います。私は咽び泣きました。「これ絶対私も呪われるやつじゃん!!!😭💢」と。この本によるとどうやら取り憑かれた人間は変な夢を見るらしいので、眠るのが怖くなりました。先に言っておきます…

安心してください。無事ですよ!(とにかく明るい安村)…私は無事です。皆さんも安心してこの本を読んでください。もう2週間くらい経ちましたが、ピンピンしてますから。でも、二つだけ忠告したいです。『息子さんのいる女性は気をつけてください』そして、『絶対に袋とじは昼間、二人以上で開けてください』。一つ目はこの本を読めば意味がわかります。二つ目は袋とじを開けるまで分からないことなので、すでに袋とじを開けた私の忠告を聞いておいた方がいいと思います。写真にも紙切れが写っていますよね?もし、運よく昼間、家族が家にいる状態で開けていなかったらと思うと…。平気な人もいるでしょうが、ビビリは死にます。

最後まで読んでくださりありがとうございます。ホラー好きには必読の一冊となっていますので、ぜひ読んでみてください♪

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最後にアレ書いておこうかな…

『見つけてくださってありがとうございます。』